コア・ステラ通信2018年1月号
お役立ち情報 |平成30年1月号(第29号)
社会保険労務士法人コア・ステラ通信
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新春のご挨拶を申し上げます。
旧年中は、格別なご高配を賜り、まことに有難く厚く御礼申し上げます。
おかげさまで、社会保険労務士法人コア・ステラも新年を迎えることができました。
これもひとえに、皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。
本年も皆様にご愛顧いただける社会保険労務士事務所でありたいと役職員一同精進に努めて参りたいと存じます。
本年も皆様の事業がますますご発展されることをお祈り申し上げます。
『AI』の影響により減少する仕事、増加する仕事は?
◆厚労省の部会で議論がスタート
何かと世間を賑わせている『AI』ですが、中でも我々の仕事への影響が気になるところです。
2017年12月初旬に開催された厚生労働省の労働政策審議会(労働政策基本部会)では、「技術革新(AI等)の動向と労働への影響」をテーマに議論がスタートしましたが、ホームページ上で公開された資料の中から「AI導入による仕事への影響」を考えてみました。
◆求められるは『AI』にはできない仕事
厚生労働省のホームページで公開された資料の中で、シンクタンクや各省庁等による先行研究の内容がまとめられています。 『AI』等で代替可能性の高い(今後減少する)仕事、代替可能性の低い(今後増加する)仕事の例として、以下のものが挙げられています。
【代替可能性の高い(今後減少する)仕事の例】
- 必ずしも特別の知識やスキルが求められない職業
- バックオフィス等、従来型のミドルスキルのホワイトカラーの仕事
- ルーティンタスク
- ホワイトカラーの仕事
- 定型的業務が中心の職種
【代替可能性の低い(今後増加する)仕事の例】
- 他者との協調や他者の理解、説得、ネゴシエーション、サービス志向性が求められる職業
- 上流工程やIT業務における、ミドルスキル・ハイスキルの仕事
- 人が直接対応することが質や価値の向上につながるサービスに係る仕事
- 新しい付加価値の創出に役立つ技術職
◆今後求められる取組とは?
- 就業構造の転換に対応した人材育成
- 成長分野への労働移動
- 新しい価値創出のためのAI等への投資、活用
- AIを使いこなす能力や、AIに代替されにくいコミュニケーション能力向上のための取組
- 技術革新に伴う潜在的な格差拡大や職業訓練への対処
◆厚生労働省「平成29年版労働経済の分析」
- AIが職場にもたらす影響に対して、新しい付加価値の創出のために活用する企業はまだ少ない
- 今後、AIの進展等により雇用のあり方が変わることが予想されるが、技術が必要な職種や人間的な付加価値を求められる職種の就業者は増加する。
◆分析結果を受けて
先行研究を実施した機関が報告した結果は、同じような傾向がありますが、労働時間の短縮や業務の効率化による労働生産性の向上が期待される一方で、労働者が自動化されないタスクをより多く行うようになり、企業内でのタスク調整が行われる可能性があると分析する機関もあり、今後の更なる研究が待たれます。
1月の労務の手続提出期限[提出先・納付先]
- 31日
- 労働者死傷病報告の提出
<休業4日未満、10月~12月分>[労働基準監督署] - 健保・厚年保険料の納付[郵便局または銀行]
- 労働保険料納付<延納第3期分>
- 外国人雇用状況告(雇用保険の被保険者でない場合)
<雇入れ・離職の翌月末日>[公共職業安定所]
編集後記
おかげさまで、コア・ステラ通信も新年の発行を迎えることができました。次回で第30号となります。本年も職員一同、皆様のお役に立つ情報を発信して参りたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。